美容師時代にひどく怒られた話

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美容師時代のお話です。

もう随分昔ですが、インターンをしていた頃です。

美容学校を卒業したその年だったと思います。

 

当時の私はインターンでしたから、主な仕事にシャンプーというのが

ありました。 美容師への道はこのシャンプーから始まると言っても

過言ではありません。

 

といっても、シャンプーというのは個人の技術で快適さが大きく

変わります。 気持ちいい技術者と、そうでない技術者の差が

凄く大きいんですね。

 

ちょっと脱線しますが、この差をわかっていない美容室は多いです。

シャンプーを楽しみに来るお客さんがすごく多いのに、

インターンに任せる・・・

 

私の意見を言わせてもらえば、こんなこと本末転倒も甚だしいです。

私が美容室を経営するなら、シャンプーにとことん力を入れますね。

と、この話は長くなるのでいずれお話します(笑)。

 

とはいえ、いきなり見習いにカットやパーマをさせるわけにはいきません。

なのでシャンプーはお客さんに慣れると言う意味で非常に良い

実践の場となります。

 

それでは私がお客さんにこっぴどく怒られた話をします。

シャンプーの研修は美容学校でもやりますし(少しですが)、

入店後も結構厳しく教わります。 ですので実践する頃には、そこそこ

シャンプーの基礎はできているものです。

それなりに自信が付いているという意味でもあります。

 

この話、ある40台後半ぐらいのお客さんにシャンプーをした時の事です。

髪をじゅぶんにぬらし、薬剤をつけ洗い始めた時です。

この時私はお客さんの左側に立っていました。 そして洗っていると、

いきなり左手をバシーン!とはねつけられました。

 

私はビックリして「何ですか?」と、ちょっと怒り気味に聞くと、

寝たままの状態のこの方から、「アンタは何もわかっていない!」と

逆に怒鳴られました。

 

全く意味がわからず、周りの先輩もキョトンとしています。

そしてもう少し洗うと、また「バシーン!!」と、もう一発(笑)。

多少私も予測していたので、今度は驚きませんでしたが、

今度はすぐに店長が飛んできて「スイマセン、どうされましたか?」

と恐縮しながら聞きました。

 

するとなんとこの方、私がシャンプーするときに顔の前に左手が

来るのが失礼だ!と、言われます。

要するに顔の正面に手を出すなということなのですが、

「どうやったってそうなるだろう~」と私は心の中で思いました。

いや、あとで聞いたら同期の同僚も、先輩も店長すら何言ってるの?

と思ったそうです。

 

ですがこの方が言うには、一流店では顔の前に手を回さず、

自分が右に回るんだよ!と言われました。

もちろんそのまま言われるとおりにしましたが、言いがかりにも

ホドがあると当時は思っていました。

 

ですが今考えると、そのくらい細かい気遣いで接していたら?

そんな風に思うこともあります。

 

美容以外でもよく言われますが、欧米では「サービスに金を払う」

と言います。 高級志向の美容室ならそのくらいは当然でしょうね。

 

私の居た美容室は高級というより、カジュアルな感じもあったので、

このお客さんは場所柄で、そう言ったのだと思います。
(銀座でしたから。)

 

この後、このお客さんが常連になったので(笑)、

毎回シャンプーは私、そしてその洗い方がクセになったという

事がありました。 なんとなく思い出したので書いてみました。

 

 

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